コラム

「保育ナビ」特集連動コラム:【ICT活用最前線】園の魅力、もっと社会へ!

皆さま、こんにちは!「保育ナビ」編集部です。

さて、好評発売中の「保育ナビ」7月号では、「採用や園児募集に役立つ!ホームページ、SNS活用術」と題した特集を組んでいます。ICT化が急速に進む現代において、園の広報活動にデジタルツールをどう活かすか、多くの園が試行錯誤されているのではないでしょうか?

早速、読者の皆さまからお寄せいただいた感想の中に、とても対照的なご意見がありましたので、ご紹介させてください。


こちらの園長先生は、「ICTを活用した実践の可視化が着実に広がっている」という田島大輔先生の巻頭言(7月号P.11)に共感されたのでしょう。まさに、デジタルツールを積極的に活用し、園の魅力を社会に発信していこうとされている意欲が伝わってきます。

一方で、こんなお声も……

このお声も、非常に多くの園長先生が抱えられているであろう率直なお気持ちではないでしょうか。ICT活用への重要性は感じつつも、何から手をつけて良いか分からない、日々の業務に追われてなかなか手が回らない……といった現状が垣間見えます。


7月号特集Part1の「みんなの声」では、園のリーダー層が抱えるホームページやSNS活用に関する「生の声」を多数掲載しています 。皆さんの園の状況と比べてみて、いかがでしょうか? その一部をご紹介します。

  • 「保護者や求職者にイメージを伝えやすい。求職情報など必要になった時にトップページに目立つように載せたい。簡単にデザイン変更や記事の追加ができるといい。」(保育園 園長)
  • 「おおむね満足。ただ、園日誌は担当のチェックが甘く、子どもの写真の情報管理について保護者から指摘を受けており、ダブルチェック体制を強化したい。」(幼稚園 園長)
  • 「更新頻度が難しい。」(保育園 主任)
  • 「ホームページは発信力のない広告。SNSからのランディングページ(SNSから流入した訪問者をお問い合わせ等のアクションに結び付けるためのページ)が重要。」(保育園 園長)
  • 「満足度50% ホームページのつくりに不満がある。」(保育園 園長)
  • 「採用につなげるページが不足、業者との連携によるページ更新頻度の少なさなど、改善が必要な点は多い。」(保育園 園長)
  • 「入園希望の見学者が増え、興味をもって来園する人が増えた。」(保育園 主任)
  • 「かなりの人が閲覧している。」(ナーサリースクール 園長)
  • 「未就園クラスの募集で効果あり。」(幼稚園)
  • 「ホームページからの応募は年に数人。LINE公式アカウントの就職専用ページから月1人程度。あまり効果を感じない。」(保育園)
  • 使っているSNS
    1位 Instagram
    2位 LINE
    3位 YouTube
  • だれに向けて発信しているか
    「地域」や「入園希望者」、「利用者」など
  • 発信内容
    「案内」、「園児募集」など
  • 更新頻度
    「平日ほぼ毎日」から「年数回」まで様々
  • 「リスクを知って、管理することが難しい面があるから。」(認定こども園 教頭)
  • 「SNSについてはルールづくりに取り掛かるのが億劫になっていて、なかなか進まない。」(保育園 園長)
  • 「専従で発信できるスタッフが限られている。園長は不在なことが多く、現場の情報を継続的に発信するのは無理がある。」(保育園 園長)
  • 「情報漏洩にならないように子どもの顔のアップや名前が映らないように写真や動画を撮る必要があるため難しさを感じる。」(保育園 園長)

 

これらの声からも分かるように、多くの園がICT活用の必要性を感じつつも、その運用には様々な課題を抱えていることが浮き彫りになりました。

本特集では、これらの課題を乗り越え、効果的にICTを活用している好事例を多数紹介しています。もしかしたら、皆さんの園のヒントが見つかるかもしれません!

「保育ナビ」7月号を手に取って、ぜひ具体的な事例や「みんなの声」を詳しくご覧ください。

 

次回は、採用費を3,000万円削減したSNSの活用事例についてご紹介します。どうぞお楽しみに!

保育ナビ7月号のお試し読みはこちらから
https://hoiku-navi.froebel-kan.co.jp/achv/bn202507/


 

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